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 大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」でジェットコースターが脱輪し、乗客の女性1人が死亡、男女19人が重軽傷を負った事故で、折れた車軸の破断面にさびや腐食がなかったことが8日、吹田署捜査本部の調べで分かった。車軸は軸の方向に対し垂直に折れ、凹凸のないほぼ平らな状態だったことから金属疲労による折損の可能性が指摘されており、捜査本部は原因が劣化によるものではなく、長期間一定の負荷がかかったことによる金属疲労の疑いが強いとみて車軸の鑑定を外部に委託し、特定を急ぐ。

 調べでは、折れた車軸は、事故を起こした6両編成の立ち乗り式コースター「風神雷神II」の2両目の前方左側の車輪ユニットを支える部品。コース(全長1050メートル)中盤の約440メートル付近で根元から折れ、ナットとともに落下しているのが見つかった。

 落下した部分は長さ約40センチ、直径約5センチで合金製。断面やナットの外側にさびや劣化による腐食はなかった。専門家は「金属は一度の衝撃で折れた場合、断面が平らになることはない。さびや腐食もないのなら金属疲労で生じた内部亀裂が広がった可能性が高い」と指摘する。

 別の専門家によると、金属の内部亀裂の異常などは通常の目視検査などで発見することは難しく、車両を解体し超音波や磁気などで確認する探傷検査や打音検査が不可欠という。

 エキスポランドは例年1~2月、探傷検査を実施していたが、今年は解体作業場所に空きがなく、5月15日に延期。また風神雷神IIの導入以来、車軸を一度も取り換えておらず、こうした対応が「異変」の兆候に気付くのを遅らせたとの見方が強まっている。

 また同社は今年1月末に実施した建築基準法に基づく年1回の定期検査の際、日本工業規格(JIS)で定められている探傷検査の必要性を認識していなかったことも分かっており、捜査本部は同社の安全管理に問題があった可能性もあるとみて、運行管理の責任者や検査担当者らから任意で事情を聴いている。

                   ◇

【用語解説】金属疲労

 金属材料に微小な力が繰り返しかかることによって、小さな無数の亀裂が発生し、強度が落ちる現象。やがてはその積み重ねで突然、壊れる。金属の劣化ではなく、断面がきれいに割れることが特徴。昭和60年の日航ジャンボ機墜落事故でも圧力隔壁の金属疲労が原因とされている。

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