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 韓国沿岸でボラに「メス化」現象が起きていることが、日韓共同研究グループの調査で分かった。都市から海へ流入する排水の環境ホルモン物質が影響している恐れが高いという。日本以外での報告は初めて。6月にフランスで開かれる魚類の生殖生理学に関する国際シンポジウムで発表する。

 環境ホルモンは、生体内でホルモンに似た働きをする化学物質。ボラは生息範囲が広く、各国共通の調査対象になると期待されている。メス化したボラは、99~01年、大阪湾や東京湾で見つかっている。今回の報告で、アジアの都市部沿岸で広域的に発生している恐れが出てきた。

 調査したのは、長崎大と北海道大、韓国・済州大のグループ。03~04年に韓国の5海域でボラを捕り、オスの精巣の異常を調べた。

 その結果、釜山(プサン)、統営(トンヨン)、安山(アンサン)の3都市沿岸で捕った64匹のうち7匹に、オスの精巣内に卵細胞ができる精巣卵が見つかった。さらに、本来はメスの血液に多い特定のたんぱく質が、オスの血液から高い濃度で検出されるケースが、麗水(ヨス)など4都市の沿岸で確認された。麗水沿岸で捕獲した個体の濃度は、正常値の上限の56倍に達した。研究グループは今後、都市化の進む中国の沿岸でも調査する方針だ。

 原因物質は特定されていないが、下水などの生活排水に含まれる女性ホルモン様物質のほか、工業用洗浄剤に使うノニルフェノールなどが考えられるという。

 環境省は、樹脂原料のビスフェノールAなど複数の物質について、比較的高濃度ではメダカにメス化が起きることを確認したが、哺乳(ほにゅう)類への明白な影響はみられていない。研究グループも「これらの魚を食べても健康への影響があるとは直ちには言えない」という。

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