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 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)で万波誠・泌尿器科部長(66)が実施した11件の「病気腎」移植をめぐり、摘出手術中に摘出の是非や移植の適合性を診断する病理検査が一切行われていなかったことが、外部の専門医らでつくる同病院の専門委員会の調査でわかった。移植しようとする腎臓に病気が見つかった場合は通常、実施されており、専門委員らは「科学的妥当性に欠けた医療行為」と指摘。11件すべてが不適切と認定した。

 万波医師らが同病院を含む3病院で実施した計42件の病気腎移植のうち、同病院で摘出と移植を同時に行った6件と、ほかの病院で摘出された腎臓を同病院で移植した5件を合わせた計11件について、外部の専門医と徳洲会の医師計7人の専門委員が患者のカルテや、細胞を採取して調べた病理標本を分析した。

 各委員が上部組織の調査委員会に提出した報告書によると、11件すべてについて、摘出手術の際に病変部分の一部を切り取って病理医が検査する「術中生検」が実施されていなかった。術中生検を義務づけた取り決めなどはないが、がんを切除する場合はどの程度の部位を切ればいいか正確にわかるし、移植可能かどうかを最終的に判断できる。専門委員の一人は「臓器提供者の治療も移植患者のケアも考慮していないことを象徴する不作為」とみる。

 さらに、ネフローゼ症候群の患者の腎臓を二つとも摘出して移植したケースでは、患者がどういうタイプのネフローゼかを事前の検査で確かめないまま摘出していたことが、専門医の調査でわかった。この患者については万波医師とは別の医師が摘出手術の前に、東京の医大に腎臓の一部を検査用に送っていたことが判明。その病院に病理標本が残っていたことから、今回調べた結果、内科的治療を優先するタイプのネフローゼだったと診断されたという。

 別の専門委員は「専門委でこのネフローゼ患者について聞かれた万波医師は、全く別のタイプの病名を答えていた。病理検査も内科的治療もせずに患者の腎臓を二つとも摘出したことで、人工透析を必要とする腎不全患者を新たにつくってしまった」と批判する。

 一方、徳洲会病院側はこれまで「医学的評価だけでは病気腎移植の妥当性は判断できない」「摘出した患者も移植した患者も経過が良好」と主張。独自のリポートも作成している。調査委員会は3日の会合で万波医師から直接、意見聴取し、最終判断を示す方針。

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