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 大阪南港で昨年8月に押収されたアフリカゾウの密輸象牙が1日午前、大阪市住之江区の大阪税関のコンテナ検査センターで報道陣に公開された。1回の押収量としては国内過去最多の約2.8トン。1本の象牙を切り分けた未加工品608本や印材1万7928個が、貨物検査場の床一面を埋め尽くした。

 大阪税関は公開に合わせ、パズルを組み合わせるように、切断された未加工品を一つひとつつなぎ合わせて元の象牙の復元を試み、約130頭分の象牙密輸を水際で阻止した成果を強調した。象牙は証拠品として数年保管した後、産出国が突き止められれば、経済産業省を通じて返還される。

 ワシントン条約で89年に象牙の商業取引が全面禁止されて以降、国内では品薄状態が続き、押収した象牙の市場価格は10億円を超えるとも推定されている。密輸組織の実態は解明されていない。

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